トップインタビュー
インタビューを通して、弊社代表取締役・小清水良次がシステムサポートの根底に息づくスピリットを自らの言葉で語ります。
- 第二章
- 優秀な人材が有望な事業を創る
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現在のシステムサポートにおいて、事業を支えるコア・コンピタンス(競合他社にはまねできない核となる能力)は何だとお考えですか。
それは間違いなく、豊かな人間性にあふれる人材を抱えていることだと思います。社員が常に顧客中心に物事を考えて、現場で誠実な仕事ができる人材を目指す姿勢は、システムサポートのDNAとして今後も受け継いでいきたいものです。なぜなら私たちの業務では、顧客が抱えている課題を、いかにこちらがキャッチアップして提案できるかが大切だからです。お客様が内側から見ていてはなかなか気づかない課題や問題点を外部からの視点で指摘し、お客様の要望を実現するために、システムのどの部分をどのように改めればいいのかを提案していくことが、当社がほかの企業との競争に勝っていくための手段です。
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社員の資格取得においても積極的に支援されているそうですね。
社員の資格取得では、やはりデータベースのオラクルマスターでしょうね。おかげさまで2017年の表彰では、最高位であるプラチナは、資格保有者数が国内企業で第3位に入れました。
当社では受験の費用は会社でバックアップし、社員が休日に集まって勉強会をするなど、自ら積極的に資格取得に取り組む雰囲気ができています。資格保有者が多いことは会社の価値を高めるだけでなく、社員たち自身の市場価値を高めることにもつながるわけです。
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そうなると、外から優秀な人材を入れる必要はなくなるということでしょうか。
ところが社内に優れた社員が増えてくると、向上心の高い技術者ほど、より成長できるステージを求めて応募してくるものです。優秀な人材が有望な事業を生むので、その有望な事業を目がけて人材が集まってくるからです。そこで加わった人材がまた別の事業を生み出す……という理想的なサイクルをまわすことができます。社内における人材の厚みが増していくことで、顧客も仕事も増えていきます。
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システムサポートの社員として求める人物像は。
システムサポートにおける採用の第一基準は、一緒に働きたいと思える誠実な人間であるかどうかです。エンドユーザーとの直接取引の割合が高いシステムサポートにとって、技術力と同様に、人間性も大切だからです。
それに加えて、IT技術者を採用する場合は、その人が持っているスキルを市場価値に換算して、それに見合った給料と活躍できるフィールドを用意できるかどうかを判断しなければいけません。技術が優れていれば戦力になるというものではなく、その人が入ることによって、やりたい分野や得意な分野で力を発揮できるかどうかを、経営者の目で見極める必要があるのです。
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社員を成長に導く立場として、社長ご自身はどのようなポリシーをお持ちですか。
とりあえず私自身は、自分の長所は「人の意見を素直に聞ける」ことだと思っています。最後は経営者として自分で決断しなければいけないのですが、社員のみんなから幅広い意見を聞く、衆知を集めた経営を心掛けています。年を重ねると、人間はどうしても頑固になっていくものですから、年齢が増えるごとに、かえって人の話に耳を傾けるように心掛けたいものです。
あとは、とにかく「行動しながら考える」ことを大事にしています。会社のデスクに座ったままでいるのではなく、常に行動しながら考える。私はよく出張していますが、飛行機や新幹線、ホテルのロビーなど、移動中やその待ち時間にものごとを考えることが多いですね。